【山竹園芸・雑貨店】花屋?雑貨屋?狸の置物屋??気になるあそこは何のお店?

どうも田端引っ越したてのタガヤ(@archiversuguru)です。

毎日通る道にある、何をやっているのかよくわからないけど気になっているお店・・・あなたにも1つや2つありませんか?

今回は田端駅から徒歩7分のところにある僕が気になってしょうがなかったお店「山竹」さんを取材してきました。

北区と文京区の境にある「山竹」

「山竹」さんは田端駅北口を左手にまっすぐ、不忍通りの交差点右手にあります。 

▲北区田端と文京区本駒込の境目にある「山竹」

店頭を見る限り園芸屋さんっぽい感じがするのですが・・狸の置物とかもあるしホントは何屋さんなのか、その真相に迫るため、タガヤは取材に行って参りました。

「山竹」は元々陶器の販売店だった

さっそく店内に入りオーナーの竹部さんにお話を伺ってみました。

▲笑顔が素敵な山竹オーナーの竹部英雄さん

「山竹」さんはもともと先代のお父様が始めたお店とのことでした。

先代は茨城の笠間で信楽の土、笠間の土を使いながら陶芸職人をやっていました。しかし戦後早々、陶芸というものは中々浸透していかなかったようです。

そこで陶芸文化を枯らさないため、全国を転々と笠間焼の販売を始めました。

拠点を東京都新宿区に移し経営者として陶器を販売をする一方で、自らのお店で陶器を直接売りたいと思い、昭和28年に陶器の販売店として「山竹」さんをオープンしたというわけです。

地元に愛されながらも一度閉店、しかし・・・

先代であるお父様が陶器の販売を続けていくうちに、地元の人に愛される陶芸販売店へとなっていきます。しかし、お父様が亡くなってしまったのをきっかけに、悔やまれながらも「山竹」さんは一度閉店してしまいました。

それでもお店の復活を希望する地元の声は多く、現オーナーの竹部さんがお仕事を引退するタイミングでお店をまた開けてほしいという声が多方から寄せられました。それだけ愛されていたお店だったことがこの話からも伺えます。

 竹部さんは地元の方々の声を汲み取りシャッターを開ける決心をし、リニューアルへ向けてお店の開店に取り組みました。

▲店内には竹部さん選りすぐりの陶器が並ぶ

竹部さんはお店リニューアルに備えて直接陶器作家さんへ出向き、お店においてもらえる陶器をそろえていきました。地元商店の方々の支援にも助けられ、「山竹」さんは日本全国の厳選された陶器の販売店として昨年2017年3月にリスタートしました。

陶器だけでなく花の販売も!

先代から引き継がれたお店を始めて、信楽の陶器や植木鉢を仕入れ始めると、鉢だけじゃなく中身もやってほしいというお客さんの声が多かったそうです。

その声に応えるべく竹部さんは花を仕入れる権利を市場で取得し、竹部さんは園芸用品を仕入れ始めました。

▲4月から販売をはじめたというコチョウラン

現在はたくさんの植物や園芸用品がお店に並んでいますが、意外なことに販売を開始したのは商品の中でも最後だったようです。

僕は田端に来たばっかりなのでこのお店の昔の状況はわかりませんが、園芸品が店頭に多く置かれていたので元々が園芸のお店かと思っていました。

オーナー竹部さんのお店への想い

「山竹」さんは現在陶器、園芸用品を販売しています。どちらのモノの販売に対しても共通の思いがあるとおっしゃっていました。

今の世の中モノがあふれている中で
地元の人たちが自分の好きなものを
見つけられる心のよりどころにしたい。

地元の人たちの生活をすこしだけ豊かに、
少しだけ幸せを感じてもらうお店にしたい。

 

そんな竹部さんの想い詰まったお店が「山竹」さん。

僕もこれからもふらっと寄りたいな~と思いました。突然だったのにもかかわらず、取材にご協力いただいた竹部さんありがとうございました。

山竹さん情報まとめ

・先代から続く歴史のあるお店だった。

・もともと陶器屋さんとしてお店を始めた。

・竹部さんの想いが詰まった園芸用品と陶器雑貨のお店

日本全国のこだわりの陶器と花が集まった「山竹」さん。みなさんも小さな幸せを見つけに寄ってみてはいかがでしょうか?

「山竹」店舗情報詳細

店名:山竹園芸・雑貨店
住所:文京区本駒込4丁目42-1 田端駅から徒歩8分
営業時間:10時~19時
定休日:月曜日
電話番号:03-0821-6310 
メールアドレス:yamatake.tokyo@outlook.com
facebook : https://www.facebook.com/yamatake.tokyo/

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ABOUTこの記事をかいた人

田ヶ谷 卓

アツいまち熊谷市出身、1995生まれ。就職先が東京へ決まったことをきっかけに田端へ引っ越してきた。花と商店街と祭をこよなく愛する男。