改めまして櫻井寛己です。田端本を出版するためのクラウドファンディングをはじめます。

どうもさくさく(@pirorin39)です。

いや、改めまして、さくさくこと、櫻井寛己(さくらいひろき)です。このwebマガジンTABATIMEの編集長をやっております。

普段はローソン田端新町2丁目店の店長をしながら、TABATIMEの運営や、2018年末にできた地域内外の人をつなぐ小さな立ち飲み屋「タバタバー」のマスターをやっています。

田端はひいじいちゃんの代から住んでいて、僕で4代目。自分が長年住んできた地元、田端をより多くの方に知ってほしい、より多くの方に足を運んでほしいと思い、これまで様々な活動をしてきました。おかげさまでたくさんのメディアにも過去に取り上げてもらいました。

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『タバタバー』店長・『TABATIME』編集長 櫻井寛己 | mtu(ソトコト)

そんな僕ですが、今年7月1日から新たなチャレンジをします。それは、クラウドファンディングという仕組みを使って、田端に関する「本を出版する」というものです。

え、本?田端みたいに何もない場所のことで本なんて書けないでしょう?

いま、皆さんそう思いましたよね。

実は僕の妻も、周囲の仲間たちも同じ感想をもちました。そう、なので今回は、なぜ僕が本を出そうとしているのか、なぜ本でなければいけなかったのか、さらにどんな内容にするつもりなのか、などなど……みなさんの頭の中に浮かんでいるハテナをひとつずつ消していくための記事を書くことにしました。

ここでバトンを妻に渡します。

実はつい最近結婚をしました。でも一番そばで僕を見てきているはずの妻でもよく僕に「なんで本を出すのか?」ということをよく聞いてきます。妻でもわからないんだったら、周りの方はそりゃあもっとわからないだろう、とようやく気づいたわけです(笑)。妻からの素朴な疑問を通じて、根ほり葉ほり答えていこうと思います。

それでは妻、あさこさん、よろしくお願いします。

はい、櫻井の嫁、あさこです。バトンを渡されましたので今回は余すことなく、櫻井さんにインタビュー形式で聞いてみようと思います。皆さんが感じているモヤモヤがこれで晴れるとうれしいです。

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EXODUSという新しい出版のクラウドファンディングを活用するチャレンジ

あさこ:早速ですが、そもそもなぜいきなり本を出そうと思ったの?

さくさく:実はいきなりじゃないんだよね。本は前から出したいなぁと思ってたんだ。でも田端のことだけではなかなか需要はないだろうから、自分に出版社からの声がかかるわけはないと思ってた。自分で出すことも考えたけど、どこに持ち込んだらいいかもよくわかんないし……。

そんなことをぼんやりかんがえていた年末にTwitterをいじっていたら、クラウドファンディングの大手サイト「CAMPFIRE」と出版社の大手「幻冬舎」が手を組んで、“新しい出版の仕組みを考える”をコンセプトにした新サービス「EXODUS」というサービスを知ったんだ。

クラウドファンディングを知らない方はこちらに詳しく書かれた記事がございます。
クラウドファンディングとは? – CAMPFIRE

(EXODUSホームページ:https://exodus.jp/)

本を出版するというのは普通は、自分で企画書を書いて出版社に売り込むか、出版社側で企画をして著者として誘われるのかの2択しかなかった。

でもEXODUSは、出版に必要なお金をクラウドファンディングで集めて、支援金額が目標を達成したうえで本を出版する、という新しい仕組みで。さらに、幻冬舎の編集者さんがきちんと編集してくれる、という特典も。素人の僕がひとりで出すよりもよっぽどいいものができそうだし、リスクもない。いまだ!と思って応募したのがきっかけです。企画書や序文など、いくつかの審査をクリアして300名程度の応募の中から見事10名の中に選ばれたのが始まり、というわけ。

あさこ:これまで、たくさんのWebマガジンや新聞、テレビとかいろんなメディアに取り上げていただいて、さくちゃんがどんな活動をしているのかはある程度の人が知っていると思うんだけど、そこであえて「本」にこだわったのには理由はあるの?

さくさく:取材はされるけど、それって記事や番組が出された数日間は盛り上がるけれど、結局は一瞬で過ぎてしまうもの。

もし「本」という形が残るものであれば、もっと継続的に地域に興味を持ってくれる人が増える、と思ったんだよね。あとは、もし本が形として残ったり、書店に並んでいたりすればやっぱり地域としても、自分にとっても、箔がつくよなぁって。そんな安易な考えからのスタートだったかな。

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住んでいる地域に関わることで得た「面白さ」を伝えたい

あさこ:うーん、でもさくちゃんがどんな活動をしてきたかとか、「ドヤッ」みたいなことを本で書いたって、誰も面白くなくない?自分自慢みたいな感じになりそうというか。どんな内容にする予定なの?

さくさく:そう、それは俺も思っていて。もちろん、前提としてこれまでやってきた自分の活動については説明するつもり。でも一番伝えたいのは、「地域に関わる人を増やしたい」という気持ち。

あさこ:「地域に関わる人」というと?

さくさく:田端だけじゃなく、東京のどの街もそうなのかもしれないけど、自分が住んでいる街に関わらないで、ただ消費するだけで過ごしている人ってすごい多いと思うんだ。会社と自宅の行き来だけ、買い物も生活に必要なものを買うためにスーパーやコンビニに行くだけ。そういう「消費」だけのために過ごしている人が。

でもそれが、行きつけの店を見つけてみる、とか、そこのマスターと話す、とか、そこで知り合った人たちと身近な人だけを集めた面白いイベントを自分たちで企画してみる、とか……。街に関わるっていうと、町内の青年部や町内会に所属しなきゃいけないとか思っている人も多いと思うんだけど、「こんな関わり方があるんだ」、っていうことを自分の経験を踏まえて伝えたいなって。

あさこ:さくちゃんもそういうことをしてきたの?

さくさく:そう。自分の実家の向かいにバーがあって。そこに通うようになって、同級生や小さいころからお世話になっているおじさんおばさんたち以外の、知り合いがどんどんできるようになって。

ただの飲み仲間といってしまえばそれまでだけど、そういう人たちが自分が困ったときに助けてくれたりして。一気に世界が広がったんだよね。そういうことって、隣に誰が住んでいるかもわからないような生活をしている人にはなかなかとっつきにくい世界と思われるかもしれないんだけど、意外と関わってみると本当に面白いし、もっと暮らしが楽しくなると、本気で思っている。

 

あさこ:たしかに、わたしも地元の仙台から出てきて、ちょっとそういう生活にあこがれていた。でも実際に地域に関わることをできていたかというと、そうではないかも。一人で飲み屋に行くのは恥ずかしさがあってできなかったし。東京に出てきて8年くらい経っているけど、前に住んでいた街でそういうことができていたら、もっと世界は変わったかもしれないね。

さくさく:そうそう。そういう人たちの一歩を踏み出すきっかけになればいいなぁって。ちょっとおこがましいけどさ。

あさこ:話を戻すね。さくちゃんの活動や普段の暮らし方を通して、「地域に関わること」を伝えたいということはわかった。ほかにはどんなことを本には書きたいの?

さくさく:田端のお店の情報なんかも紹介したいな。これまでTABATIMEで紹介してきた場所でも、そうでない場所も改めて。本ができることで、これまで接点を持てていなかった人にも田端の情報が伝わって、実際に足を運んでもらえるきっかけを作れたらな、と。

あとはクラウドファンディングで実際に起こったことも書こうかな。本を書いていた、そのとき、その時点の田端の街がどうだったかを残しておく、ということにも意味があることだと思ってる。

あさこ:それ、いいね。いつか田端の歴史、とかで将来田端に興味をもった子供たちがこんな風だったんだって知ってもらうためにも、活字で残せたらいいね。

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自分の暮らす地域に興味を持つきっかけになってほしい

あさこ:実際に出版されたら、どんな人に読んでほしい?

さくさく:メインは田端に住んでいる人に読んでほしい。でも田端以外の人の地域活性化とかに興味を持っている方にも読みやすい内容にしたいと思ってる。

あさこ:そうだね、田端って住んでみておもったけど、飲食店がそこまで多くなかったり、街で面白いことしようよ!って言いだす人が少なかったり。ある意味東京の中での地方というか。そういう場所でチャレンジしてきたことって、地域活性化とかに携わっている人にとっても何かヒントになるかもしれないね。

さくさく:そうだね。あと、自分なりに学んだ、「地域にお金を落とす感覚」っていうのをみんなに知ってもらいたい、っていう意味合いもある。

あさこ:地域にお金を落とす?

さくさく:そう。さっきも言った、「消費」は自分に必要最低限の消費だから地域にお金を落としてるって意識は全くないんだよね。行きつけの自分の好きなお店に通って、できるだけお金を払うようにっていうことも、十分地域に関わることの一つの手段だと思って。もちろん自分でできる範囲でいいんだけど。そういうことをすると、必ず自分に返ってくるものがあるから。お金を払って地域に還元する、という意識をもっといろんな人に知ってほしい。そうしないと一人でやっているような個人店もどんどんなくなってしまうし、チェーン店のばかりのつまらない街が出来上がっていくという危機感もあって。

あさこ:今回さくちゃんのつくる「本を買う」っていう行為も、地域にお金を落とすことにつながるかな。

さくさく:そうだと思ってる。「地域にお金を落とす感覚」を知るってこと自体にも意味があるし、この本をきっかけに自分の住んでいる街に興味を持って、飲み屋さんにいくとかカフェにいくとか地域にお金を落とすことにつながっていくはず。

この街に興味を持って、意識的に地域にお金を落としたりしてると、街のことがもっと気になりだす。街に問題とかが出ればみんながこの街の当事者意識を持って問題解決していくことも起きてどんどんどんどんいい街になっていく。

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リターンには、タバタバー1日店長の権利も!?

あさこ:お金はいくらくらいで販売予定?あと、クラウドファンディングって、お金を払った人に対して「リターン」があると思うんだけどどんなことを特典としてつける予定なの?

さくさく:最低価格は2,500円から。それで本1冊が手元に届くようにします。それ以外でも価格が上がるごとにリターンの質や種類も変える予定。たとえば、タバタバーの1日店長ができる、とか貸し切りができるとか。田端の地域のお店の情報が掲載されたマップも作りたいなぁと思ってる。

ほかにも僕が一緒にまわって田端の魅力を紹介する街歩きイベントや、ほかの地域の課題を解決するための相談窓口なんかも。TABATIMEで取材をしたり、バナー広告を出せるようにすることも検討中です。

あさこ:今持っているあらゆる素材をフルに生かしてやる感じなんだね。

そういえば、やる前から聞くことじゃないかもしれないけど、失敗したらどうする?(笑)やっぱりへこむ?

さくさく:やだ、絶対に失敗したくない。まあでも万が一そうなったら自分の現時点での実力がなかったんだなってあきらめもつくかな。でもたぶんまた成長できたと思ったらチャレンジしてしまうかもしれない(笑)

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1,000人の仲間と一緒に、田端に変化の風を起こしたい

あさこ:なんとなくわかってきた。最後に、ここまで読んでくださった方に伝えたいことはありますか?

さくさく:この本は、幅広い人に読んでほしいな、って本気で思ってます。この街に住み始めたけど、ただに寝るために帰ってくるような人、この街はもう死んだと思っている人、はたまた自分の街を変えたい、と本気で悩んでいる人……。

もちろん本が出ただけで、田端の街が一瞬で変わるなんて思っていないけど、2,500円の支援を1,000人がしてくれたら(目標金額は250万円1口2500円〜)このプロジェクトは成功なんです。1,000人って俯瞰してみるとすごい少ないかもしれないけど、でも1,000人が「田端って面白いじゃん」って思ってくれたら、なんか変わる気がするんだよね。

この出版を通じて、自分が田端で活動していく上での仲間がほしい。これまで僕は、自分の本業であるコンビニ店員をしながら、Webマガジンを立ち上げて記事を書いたり、飲食店をやってみたり、いろんなことをしてきたけど、それが良くなかったのかもしれない。「結局お前ひとりでぜんぶやっちゃえるでしょ」って。

でもそんなことはなくて、もっといろんな力や得意分野を持っている人たちと、みんなでやって田端を面白がって、変えていきたい。田端にはそのポテンシャルがあると思う。みなさん、ご支援よろしくおねがいいたします!!!!

クラウドファンディング詳細:https://camp-fire.jp/projects/view/153729

クラウドファンディング途中経過を知るには?:Twitternote(ブログのようなもの)、非公開のFacebookページ(DMください)

時期:7月1日(月)〜7月30日(火)まで30日間

目標金額:250万円

田端の本の序章公開中(タイトル、中身等変更になる場合がございます)!

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