【ぶらり尾久散歩】パラレルキャリアな大家女子・戸田江美さんにインタビュー!

子供の頃流行ったアニメ「キューティハニー」には、「ある時は〇〇!またある時は…」という決め台詞と共に様々な職業に変身して戦う女の子の姿が描かれていました。昔はナースにスチュワーデスに…とめくるめく変身を繰り返すそんな主人公に憧れたものだけど、時はパラレルキャリア時代。今や複数の職業を持つことも珍しくはありません。

という訳で今回は田端を飛び出し、お隣・尾久エリアへ。キューティーハニーのように様々な顔を持つ女子と、お気に入りのスポットを巡りながらその暮らしぶりについてインタビューしてきました!

「果たしてその実態は…!?」

お話を伺ったのは、生まれも育ちもここ荒川区!な戸田江美さん。彼女の肩書きは「Webデザイナー、イラストレーター、写真家、大家さん(!?)」なんですって。まさにパラレルキャリア時代、まっしぐら!

待ち合わせは町屋二丁目

レトロな車両とカンカンと鳴るベルがかわいい都電荒川線に揺られてやってきたのは「町屋二丁目」。

イイ感じな八百屋さんの角を曲がって、最初にやってきたのはベトナム料理カフェ「n.r store(エヌアールストア)」さんです。

「東尾久というエリアで大家の仕事をしているので、お隣の町屋にもよくお買い物にきます。TSUTAYAもスーパーもありますしね!こうやってお店の方とお話ししてると、さらに新しいお店の情報なんかも教えてもらえて面白いんです。」と戸田さん。

\ n.r storeの店主さんは「バナナケーキ」が特にオススメなんだとか /

仕事と仕事が繋がる下町暮らし

お次は、カラフルな国旗の飾り付けが風になびく「熊野前商店街」を通って少しお散歩。 位置関係がわかりやすいようにちょっと地図を開いてみましょう。

 

トダビューハイツより)

こちらのイラストは戸田さんが自身のホームページ用に描いたもの。イラストも描けて自分でサイトも作れるなら、確かにどんな仕事をしてたって怖いもんなしな気がします。

着いたのはここ!カフェ「こひきや」さん。

オススメはオリジナルのフラペチーノ、「クマッペ」。23区で唯一スタバのない荒川区でお茶するなら、クマッペをぜひ!

「美大に進んで、その後はweb系の会社に就職したんですけど、ちょうどその頃二人暮らしをしている祖母の具合が良くないということで新卒1年で辞めちゃったんです。

それで、フリーランスでデザインの仕事をしているうちに、祖母が持っていた賃貸物件の『大家』の仕事もやってみたいと思い始めて、継ぐことになりました

もう私、毎日同じ電車に乗って毎日同じ場所に行って毎日同じデスクに座って…っていうのが向いてないんだなって。辞めてみて、毎日同じことするのが耐えられない人間なんだなって気付きました!(笑)」

今は大家として管理作業をしたりお掃除をしたりしながら、デザイン業をこなす日々なんだとか。”毎日違うこと”をする生活の方が楽しいと話す戸田さん。

それに、フリーランスが増えてきた今「大家やってるデザイナー」ってそれだけで大きな武器になりますよね。面白いもん!

「こひきやは、ご店主が元IT系出身で奥さんが美大出身。そんな経歴を活かして”商店街を盛り上げたい!”と考えているご夫婦なんです。そんな繋がりもあって、ここで写真の展示をさせてもらったり、良くしていただいています。

ずっとこの地域で暮らしてるけど、こんなオシャレなカフェも昔は全然なかったんですよ!こうやって新しいお店が増えたりして、話しているうちに”やっぱり地元が楽しい”って再確認したんです。面白い人が増えることで町も活性化していくし、どんどんみんなでこの町を盛り上げていければいいな。」

▲先日開催された「ヨガフェス」の様子

等身大の家だからこそ、等身大でいられる「トタビューハイツ」

「いくら良く見せようとしても、見に来てくれた人が全然違う!って感じてしまったら意味ないですよね。だからもう等身大でありのままの姿を見せて、それを『レトロでいいな』って思ってくれた人に住んでもらおうと思ったんです(笑)」

戸田さんがお祖母さまから受け継いだ”トダビューハイツ”は築約40年と年季の入った物件ですが、だからこその味わいポイントもたくさん。

▲各部屋ごとに違う扉の色に

現在空き部屋になっている1階の角部屋にはなんと、雪見障子が!風流〜!

かわいい花柄のふすまは壁紙を利用したもの。

次の人が住みたくなる部屋」を条件に、DIYもオッケーなんだとか!

「最近周りは新築の物件が次々に建っているんです。だから中にはやっぱり、そんなこだわりもなく物件を選んで短期間で出て行ってしまう人もたくさん。この町を気に入って、愛着を持って住んでくれる人たちが増えてくれればいいなと思って。そういう人たちに家を育てて欲しいんです。」

誰かの部屋でDIYをやる時は他の住民の方に声をかけたり、空き部屋で落語会なんかを開催して集まったこともあるんだそう。静かに自分の好きなものに囲まれて暮らすもよし、みんなと交流を深めるもよし。そんな様子は、なんだか「めぞん一刻」を思い出しませんか?

[まとめ買い] めぞん一刻 新装版(ビッグコミックス)

以前からそうやってみんなの輪の中心になって引っ張っていくタイプだったんですか?とお伺いすると「全然そんなことないです!今はやらざるを得ないからやっているだけだけど、だからこそ自分が主体になって動くやりがいも見つけられました。そんなところも大家になって良かったポイントかも(笑)」と答えてくれました。

 

守りたい町と、守りたいもの。そんな自分の軸がぶれないからこそ、どんな仕事を並行しても楽しんで自分を生きていけるのかもしれませんね!

今回散歩した場所

町屋2丁目駅

ベトナム料理、雑貨「n.r.store」

戸田さんが書いた「n.r store」の記事はこちらから
料理と木工。夫婦の好きな仕事をお店にした下町の「n.r store」


店舗名:「n.r store」
定休日:月曜、第2・4火曜日
営業時間:11:30〜18:30ごろまで
住所:東京都荒川区荒川6-42-7
facebookページhttps://www.facebook.com/nr-store-1906289442931995/

はっぴーもーる熊野前商店街

はっぴーもーる熊野前商店街
住所:〒116-0012 東京都荒川区東尾久5丁目17−13付近
Facebookページhttps://www.facebook.com/kumanomae/

natural cafe「こひきや」

戸田さんが書いた「こひきや」の記事はこちらから
クリエイター夫婦がIT業界から転身して、下町にカフェを開業。「natural cafeこひきや」

店舗名:「natural cafeこひきや」
定休日:月・日・祝日
営業日:火〜木 11:30〜18:00(ランチ〜14:00 / L.O.17:30)金・土 11:30〜21:00(ランチ〜14:00 / L.O.20:30)
住所:東京都荒川区東尾久5−20−15
TEL:03-6807-7512
Websitehttp://www.facebook.com/kohikiya/

トダビューハイツ

「トダビューハイツ」の詳しい記事はこちらから
25才大家女子「わたしブレてます(笑)」- 物件ファンは、大家さんファン。

 
築年月:1978年2月
所在地:東京都荒川区東尾久6丁目
アクセス:都電荒川線「東尾久3丁目」駅 徒歩5分、千代田線「町屋」駅 徒歩12分、日暮里・舎人ライナー「熊野前」駅 徒歩7分。
付近への移動時間:谷根千20分、北千住20分、上野30分、浅草30分、原宿40分
websitehttp://todaviewheights.com/

戸田江美さんプロフィール情報詳細

Profile
フリーランスクリエイター
[Webデザイナー / イラストレーター / 写真家] 荒川区の賃貸マンション「トダビューハイツ」大家

合同会社SKY PICNIC所属
PIC MAG編集長
「本日、校了!」運営

Biography
生まれも育ちも東京荒川区。
都電と原っぱと商店街がある街で、クリエイター業とおばあちゃんから継いだ大家業をしています。

武蔵野美術大学デザイン情報学科在学中に個人でデザインの仕事を請けながら、2つのWeb制作会社でWebデザイナーを経験。
卒業後、面白法人カヤックでアプリゲームのUIデザイナーに。
退社後、23歳の時に独立。時にフリーランス、時に会社で仕事を引き受けています。

幕末好きの歴女。特に好きなのは会津藩主の松平容保公。
落語家の柳家喬太郎さんファン。
イギリスの街並や文化に惹かれ、毎年渡英しています。

(引用:「todaemi.com」より)

「トダビューハイツ」情報詳細

築40年のおっちゃん物件
筋肉質の中背
(鉄筋コンクリートの4階建12部屋)
不器用ですから
(エレベーターなし)
意外と寛容
(自転車、バイクの駐車可能)
綺麗好き
(リフォームをこまめにおこなっています)

近くにスーパーや商店、銀行など
生活に必要なものが揃ってます。

(「トダビューハイツ」ホームページより)

築年月:1978年2月
所在地:東京都荒川区東尾久6丁目
アクセス:都電荒川線「東尾久3丁目」駅 徒歩5分、千代田線「町屋」駅 徒歩12分、日暮里・舎人ライナー「熊野前」駅 徒歩7分。
付近への移動時間:谷根千20分、北千住20分、上野30分、浅草30分、原宿40分
websitehttp://todaviewheights.com/

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ABOUTこの記事をかいた人

さとう ひより

元・田端住民。地方都市、田園地帯、商店街、島、山奥にある限界集落など様々な場所で暮らしてきましたが、中でも下町田端はお気に入り。